承認には大き分けると二種類ある。家族の無条件な存在承認は自我の基準点になる。対して組織やSNSの承認は成果や利害に依存する条件付き評価だ。後者を過剰に浴びると評価と自己価値が混ざり、失敗の信号が鈍る。権力者ほど側近の賛同で誤りを見落としやすい。外部の称賛は参考値として距離を取り、家族圏で基準を定期的にリセットする。無条件層が欠けたまま外部評価に浸れば、承認が途切れた瞬間に自尊心が崩れる。批判を受け取る経路を確保し、成果がなくても自分を許容する感覚を保たなければ、承認は麻薬になり、正しい自己評価は不可能になる。