知識は外から与えられた参照にすぎず、自分の選択で到達したものではないーこの点が重要だと感じる。つまり、クリエイティブな創作を知識前提で進めると、妥当な結論には届きやすい一方で新しさは生まれにくい。結局それは知識が規定する範囲内での再生産にとどまることが殆どになる。 そして、その前提となる知識が出そろうと、再生産のハードルが下がり、ものごとの価値は急速に薄まる。産業革命やITの進化はその典型で、既存の価値が平均化した結果、社会の焦点はアルゴリズムの優位や他者からの承認といった別種の価値へ移ったと考える事もできる。