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これはシルクスクリーン版画で、エディションナンバーは「26/31」と読める。つまり31部限定のうちの26番。右下には「’82」と見えるので、1982年の作品だと思う。左下にはサインが入っているんだけど、反射していて最初はかなり読みづらかった。
それでサインや画風をいろいろ調べてみたところ、この作品は 灘本唯人(なだもと ただひと) の可能性がかなり高そう。
灘本唯人は1926年生まれのイラストレーターで、日本のイラストレーション界ではかなり有名な人。女性の後ろ姿をシンプルな線で描くスタイルとか、ユーモラスでちょっとエロティックな雰囲気の表現が特徴で、「灘本式美人画」と呼ばれる独特の作風がある。この作品も、ネイビーの背景にシンプルな線で女性を描く感じや雰囲気がかなり一致している。
いろいろ候補になりそうな作家も調べてみたんだけど、池田満寿夫とか宇野亞喜良とか他の作家は作風や版画の特徴が微妙に合わなくて、総合的に見ると灘本唯人が一番しっくりくるという結論だった。
ちなみにこの作品、リサイクルショップで500円くらいで売られていたものなんだけど、もし本当に灘本唯人のオリジナルシルクスクリーンだとすると、市場価格的にはだいたい5万〜15万円くらいはしてもおかしくないんじゃないかと思ってる。
そう考えると、なかなか面白い掘り出し物だったかもしれない。