昔の一眼レフのカメラ、画質の良さっていうかより、あの頃のカメラしか出せない表現があると思ってね、それで調べてみた。
科学・光学的なメカニズムまとめ
1. 画素ピッチとフルウェル容量
フルウェル容量 ≈ ピクセル面積 × キャパシタンス。画素が小さくなると飽和電荷が減り、同じ露光量でもハイライトが先に飽和する。結果としてハイライトのロールオフが急峻になり、7Dのような「柔らかい白」表現が得にくい。
2. 読み出しノイズ vs DR
現行センサーはデュアルゲイン回路で読み出しノイズを大幅に低減し、ダイナミックレンジ総量は3 EV前後向上。だがハイライト側はフルウェル量に依存するため相対的に“固く”映ることがある(暗部が伸びる分コントラスト再分配が必要)。
3. OLPF(モアレ低減フィルタ)
7D世代は4 µm級画素で実解像限界がレンズ性能と近接していたため、意図的に0.3-0.5 px程度のぼかしを入れてモアレを抑制。そのわずかなディフュージョンが空気遠近法的な微コントラスト低下を生み、立体感を増幅する。
4. CFAスペクトルと色相遷移
広帯域CFAは相補波長の混色が多く色差信号が滑らか。最新CFAは分光ピークが鋭いので色再現は正確でも、中間色の“にじみ”が無くなり硬質・デジタル的に見えやすい。
5. ノイズ質感
7Dの読出しノイズは高いがランダム成分が大きく、ISO 100-400ではフィルム粒子に近い微細な輝度ノイズとして現れる。最新機ではこの成分自体が少なく、カメラ内NRが平坦化してしまうため“味”が減る。
確かに白の表現は昔の一眼レフの方が綺麗なんだよね。この説明は納得感がある。