SDGs(持続可能な開発目標)は、その理想と現実のギャップについて深く考察する必要がある。これらの目標は、理想的な世界を描く一方で、現実の社会経済構造との矛盾を内包している。

- 「貧困をなくそう」は、現代社会の豊かさが一部の国の貧困に依存している現実を見過ごしている。豊かさの背後には、資源の大量消費と環境破壊が存在する。この目標を達成するためには、生活レベルの見直しが必要だが、これは多くの人にとって受け入れがたい提案である。
- 飢餓の問題は、紛争や内戦に起因するものと、経済的な貧困によるものとがある。前者は改善の余地があるが、後者は豊かな国が貧しい国に富を分配する必要があり、これは現実的に困難である。
- 先進国が富の大部分を分配する必要があるが、これは現実的には難しい。
- と5. は人間関係に起因する問題であり、解決可能だが、価値観や宗教的な理由により阻害されている。
6.、7.、10. は1.、2.、3. の問題と同様である。
- 経済成長は、教育の問題が解決された後に可能だが、限られた資源を活用するビジネスに依存しており、持続可能な経済成長は現実的ではない。
- 教育がクリアされ、安定した経済状況があれば達成可能である。
- から15. までの環境に関する目標は、資源が有限であることを見落としている。経済活動や社会活動はいずれ終わりを迎える。新しい技術革新が生まれれば文明は長く生き延びるが、永遠に続くわけではない。
- と17. は別の機会に議論する。
「持続可能な○○」という言葉は、多くの場合、現実的でない目標を掲げている。電気自動車や原発、太陽光発電など、どのエネルギー源も資源を消費し、将来的なリスクを増加させている。持続可能な目標を掲げる際には、限りある資源を使っているという理解と問題意識を保つことが重要である。
このように、SDGsは理想的な目標を掲げる一方で、現実の社会経済構造との矛盾を抱えている。これらの目標を達成するためには、現実的なアプローチと、社会全体の価値観の変革が必要である。